毎月の実行・評価・改善が欠かせません。
立てた計画を実行し、その結果を振り返って評価し、計画とのズレを認識することによって改善案を検討し、新たな行動計画を考えなければなりません。
日々の経営が計画通りに進むことは稀で、むしろ計画通りにいかないことが多いものです。
カーナビが設定したルートを外れると直ちに新たなルートを設定してくれるのと同様に、経営も計画(予算)と実績(結果)を比較し常に目的地までの最短ルートを進んでいかなくてはなりません。
そのためには、定期的に経営結果の検証を行い、改善を続けていかなくてはなりません。
いわゆるPDCA(Plan,Do,Check,Action)サイクルを回していく必要があります。PDCAとは、
をいい、このPDCAサイクルを回していくことを「予算実績管理(予実管理)」ともいいます。
このPDCAサイクルを毎月継続的に続けていくことで、設定した目標にたどり着くための仕組みづくりができるのです。
野村経営税理士事務所では、経営計画立案後のPDCAサイクルを回していくための仕組みとして、月次決算の結果を検証し、ズレを測定し、改善案を検討するためのお手伝いも行っています。
毎月の試算表が出来上がったら、次はChekです。
計画(Plan)と実績(Do)を比較検討し、ズレの把握を行い今月以後の行動方針(Action)を決定するための資料を作ります。
具体的には、「経営3表」と「予定2表」と呼ばれる資料を作成します。
予算実績管理において、経営者が「ズレ」を確認するために確認すべき帳票は以下の3つです。
この3つの帳票があれば、計画と実績のズレを十分確認することができます。
野村経営税理士事務所では、この3つの帳票を「経営3表」と呼んでいます。
さらに、現状の実績をベースに、今後の損益状況と資金繰り状況を把握することができれば、より万全です。
そこで、損益・資金繰り対策を検討するための帳票もご提供いたします。
この2表で損益と資金の今後の予測をシミュレーションすることができます。
野村経営税理士事務所では、この2つの帳票を「予定2表」と呼んでいます。
経営計画立案後の毎月の実績と計画のズレを経営3表を用いて把握するとともに、現状のデータを基に予定2表を用いて将来の損益状況および資金状況を把握することにより、事前に利益対策・資金繰り対策を打つことが可能になります。